技術訓練(9)2011/05/12 12:04

レモンタルト。

イル・プルー・シュル・ラ・セーヌで習ったのは
レモンのタルトレットには「パート・ブリゼ」を使うのだが、
今回は甘味のある「パート・シュクレ」を使ってみる。

アパレイユのレシピはイル・プルーのものに
改良を施し、以下のようにしてみた。

全卵………………………………30g
グラニュー糖……………………55g
バター……………………………20g
レモン汁…………………………10g
レモンの皮のすりおろし………1/4個分
レモンエッセンス………………1~2滴
バニラエッセンス………………1~2滴
オレンジピール…………………1/2ポーション

から焼きせず、一度に焼く。
190℃で20分、様子を見てみると、まだアパレイユがゆるい。
その2-3分後でもまだ柔らかく、最終的な焼き時間は計25分であった。



レモンのタルト2

レモン汁はわずか10gだが、さわやかな酸味がきちんと感じられる。
粉を入れていないので、触感はクリーミー、オリジナルで取り入れた
オレンジピールの風味と相俟って、なかなかの出来。

すっきりとした明るい酸を持つコーヒーとのマリアージュを考えたい。


技術訓練(8)2011/03/07 16:01

ブルーベリーのタルト。

先日、イル・プルーでつくり持ち帰ったタルト生地(パート・シュクレ)を
消費すべく、様々なタルトレシピを検討、ビール、チョコレート、チーズ等、
数あるイル・プルー教本の中からブルーベリーを選択。

イル・プルーの特徴は以下の通り。

・全卵にはちみつを加えたアパレイユ
・そこへローストした皮つきのアーモンドを砕きいれる。
・オレンジピールを加える。
・さらにメレンゲも加える。
・最後に粉をほんの少し混ぜる。
・スライスアーモンドをたっぷり載せ焼く。


ブルーベリータルト

ブルーベリータルト2

はじめてのトライにしては出来はまずまず。
重すぎず軽すぎず、クラッシュしたアーモンドを大量に使ったが、
それほど主張せず、ブルーベリーとの相性が良い。
コーヒーだけでなく、紅茶にも合う。

若干、オレンジピールが効きすぎて、ブルーベリーの香りに勝ってしまったようなので、
分量は控え目がよい。

また、缶詰ではなく、冷凍を使ったので、やや味が薄い。
もう少し酸味を感じたいので、ラズベリーやボアロン(赤スグリ)を
少し足してみるのもよかろう。



技術訓練(7)2011/02/15 12:07

ガトー・ショコラをつくる。
レシピは無論、イル・プルー流である。

クーベルチュール・チョコレートはもとより、
ココアパウダー、カカオバターに至るまで全てフランス・ペック社のものを使う。
どのチョコレートを使うかは、パティシエそれぞれにこだわりがある。

例えば、
ケーキ この人、この店の定番』(柴田書店)に掲載の「ガトー・ショコラ」の章を
見てみると、

ケーキ この人、この店の定番

まずは師の弓田亨氏
「チョコレートは持続力と力を持たせるために2種類を使う。
ひとつは香辛料を思わせる刺すような香り強いペック社の"スーパーゲアキル"。
もうひとつは香りには乏しいが、後からどすんと男っぽい味が舌の上におりてくる
ペック社の"ベネズエラ"。"べネズエラ"でしっかりとした土台を成し、
"スーパーゲアキル"の香りで印象を増し、余韻を長くしている。」

柳正司氏(パティスリー タダシヤナギ)
「チョコレートは酸味が少なく苦味と甘味のバランスがいい、ヴェイス社
"ノワール・レコルタ"を選んだ。ナッツを思わせる個性もあり、おいしさがじわーっと伝わってくる、濃くなりすぎないよう、ひと口目では"薄いな"と感じるが、三口目を食べ終わる頃にはちょうどいいトーンの味になるように配合している。」

岡田吉之(ア・ポワン)
「カカオ分55%のブラックチョコレート、フランス・カカオバリー社のルノートル仕様の
"オペラ"を使用。ココアはバンホーテン社"ピュアココア"。チョコレートはおやつ感覚の菓子として親しみやすい味のものを選び、ココアを際立たせる。微粒粉のココアはストレートに香りが立つ。」

さて、出来はまずまずであった。
固すぎず柔らかすぎず、フォークの入り方もちょうど良く、
甘味と苦味のバランスも良い。

ガトーショコラ

ガトーショコラ2


若干、おそらく1-2分の範囲であろうが、焼き過ぎの感がある。
しっとりとした柔らかさの加減は最終的な焼き時間で左右されるのであろう。

電子レンジオーブン170℃で45-55分焼き、串を刺して生地がつかなくなってから
さらに7-8分焼くのがポイントであるが、その見極めを今後、調整していくことになろう。
業務用オーブンでも当然、焼き具合は変わってくるのである。



技術訓練(6)2010/11/12 10:03

ベイクドチーズケーキ再々。
先回に比し酸味とコクを出すため、以下二通りのレシピで試作。

○基本生地
 クリームチーズ
 生クリーム
 グラニュー糖
 全卵
 レモンの絞り汁
 レモンの皮のすりおろし

レシピ(1)
 サワークリームを生クリームにし、ゴーダチーズをすりおろして加えた。
 さらにレモンエッセンスで風味をプラス
 粉は使わない。

レシピ(2)
 ゴーダチーズは入れない。
 フランス産のレモンリキュールを試用。

チーズケーキ2種

結果、(1)は上々であったが、
(2)はアルコール度の高いレモンリキュールを加えることでコクと酸味両方に
活かされるかと思ったが、ベイクドのためあまり効かなかったようだ。

今回はゴーダチーズと生クリームを使ったため、コクは表現できたものの
酸味がまだ足りないと判断。

これを受け、妻が大幅な改革をし試したものが以下。

クリームチーズ………………50g
カッテージチーズ……………50g
ゴーダチーズすりおろし……少々
ヨーグルト……………………1/4カップ
生クリーム……………………1/4カップ
グラニュー糖…………………1/4カップ
全卵……………………………1個
レモンの絞り汁………………小さじ2
レモンの皮のすりおろし……1/2個
小麦粉…………………………大さじ1.5
レモンリキュール……………少々


チーズケーキ


試作のため、少ぶりであったが、カッテージチーズとヨーグルトで
酸味が目指す味わいに到達したことに驚く。
またコクもしっかりと感じられ、バランスの良いチーズケーキに仕上がった。
カロリーもだいぶ抑えられている。

しかしながら口当たりにやや難があり、カッテージチーズを裏ごすかもしくは
混ぜ合わせた生地全体を一度裏ごして再トライしてみる。

また、グラニュー糖ではなく、ブラウンシュガー、もしくはフランス産の赤砂糖
(カソナード)を使った際の違いを見るのが次の課題である。



技術訓練(5)2010/10/18 16:49

ベイクドチーズケーキ

目指すイメージは、スフレタイプではなく、ややどっしり系なるも、
それほど重くないもの。超濃コクというバージョンではないが
しっかりとコクを感じ、酸味・風味もさわやかで豊かなもの。

様々なレシピ本、経験則を参考に以下のレシピで試作。

クリームチーズ………………250g
サワークリーム………………80g
グラニュー糖…………………80g
卵………………………………2個
レモンの絞り汁………………大さじ1
レモンの皮のすりおろし……1個分
小麦粉…………………………大さじ2
コーンスターチ………………大さじ1
下地用
バター…………………………40g
ビスケット……………………90g

※グラニュー糖は控えめ、生クリーム不使用、粉使用バージョンとしてみた。

順番に混ぜ、18cmの型へ流し込み、170℃で60分。湯せんはしない。


ベイクドチーズケーキ

 
焼きあがって粗熱を取ってすぐのと、一晩おいたのとで、かなり違った。
やはり一晩冷蔵庫でおいた方が生地が落ち着きしまって、食感も良いようだ。

コク、酸味が今ひとつで、研究課題。
コクを出す試みとして、チーズのすりおろしを加える、生クリームを加える、
酸味・風味を豊かにするため、レモンリキュールを加える等の工夫が必要であろう。