マーケティング・販売戦略セミナー(1) ― 2011/01/21 12:47
創業者のためのマーケティング・販売戦略を考える全4回のセミナー。
正式名称は
「創業者必聴!徹底的に考えるマーケティング・販売戦略 4日間コース
~この時代に売り続けるために必要な考え方~」
第1日目は
~マーケティングの4Pから集客を考える~
「創業者に必要なマーケティング」
主な内容は次の通り
1.売上アップで考えること
2.商品・サービスは、どう作ればいいか?
3.価格は、安い方がいい? 高い方がいい?
4.プロモーションのさまざまな方法
5.販路や販売場所を増やすことを考える
6.売上アップには「集客」が必要?
2.商品・サービスは、どう作ればいいか?
3.価格は、安い方がいい? 高い方がいい?
4.プロモーションのさまざまな方法
5.販路や販売場所を増やすことを考える
6.売上アップには「集客」が必要?
4つのPとは、
Product(商品・サービス)
Price(価格)
Promotion(販売促進)
Place(販路)
Product(商品・サービス)
Price(価格)
Promotion(販売促進)
Place(販路)
これらがどうあるべきか、上記内容に沿って解説。
実際の成功事例を挙げて説明するで非常にわかりやすかった。一例を記しておく。
この傘の価格は30,450円だが、口コミで人気が広まり、納品まで3ヵ月待ちの状態が
続いているそうだ。
価格は高くとも良いものであれば売れるというケース。
続いているそうだ。
価格は高くとも良いものであれば売れるというケース。
●産婦人科の水口病院
患者はプリンセスというコンセプトで、入院部屋やベッドをヨーロッパのお城風の
デザインに改装、内装も高級感を演出することにこだわり、こちらも口コミで顧客が
増えていったとのこと。
料金は通常より、若干高めらしいが、それでも人気集めているらしい。
宣伝広告についての一般的価格
★折込チラシ(印刷費別) 1枚あたり
B5:2.7円 B4:3.3円
B5:2.7円 B4:3.3円
★ポスティング
1枚5~10円
1枚5~10円
★地域誌
1行:900円 1/8ページ:35,000円
1行:900円 1/8ページ:35,000円
他販路を増やす方法として
●eマーケットプレイスの利用を考える
カフェ開業の際は、レンタルカフェを利用し、運営やサービスについて練習するということも一つの方法との説明があり、参考になった。
レンタルカフェは下記他多々あるようだ。
コーヒー講座22 ― 2011/01/25 11:16
堀口珈琲研究所主催セミナー「ブレンディング」
13:00-16:00 受講料:6,300円 受講者:11名
講師:堀口俊英氏
講師:堀口俊英氏
主に実習中心の構成で、講義は40分程度。
スペシャリティーコーヒーのブレンドづくりは、シャンパンやワインづくりに相通ずる、
という講義から。
ボルドーは主に三種類のブドウ(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン)をブレンドしてつくる。
毎年、ぶどうの出来が異なるので、消費者が求める安定した味をつくりあげるために、
配合を変えることが不可欠なのである。
これがスペシャリティーコーヒーのブレンドの考え方で、コマーシャルコーヒーのブレンドとは異なるポイントである。
コマーシャルコーヒーは配合率が決まっていて、例えば、ブラジル、コロンビア、グアテマラを常に4:3:3の率で配合する。
ところがコーヒー豆は農産物であり、毎年味は違う。それだけでなく、例えば毎年仕入れているグアテマラの豆が台風や干ばつなどで入手できない場合は、違う地域のグレードの低い豆か、メキシコやペルーの豆で代用する。
当然、味は変わってくるはずだが、配合を機械的に行っているのでブレンドの味はブレまくる、というわけである。
大手メーカーから豆を仕入れている、ひと昔前の喫茶店のマイルドブレンドやビターブレンドといったブレンドの味がいつも安定していないのは、こうした理由によるものなのである。
スペシャリティーの場合は、つくりたいブレンドのイメージを決めておき、それに合わせて豆をセレクトするのだが、毎年同じ豆が入手できるとは限らないので、常に数々の豆をカッピングし、イメージに近づけるブレンドづくりを行うことが肝要なのである。
さて、実習は4種の豆を使ったブレンドの配合率を予想し、自分の好みのブレンドをつくりあげるとういうもの。3グループに分かれ、作業。
4種の豆は
ブラジル
グアテマラ
エチオピア
ケニア
わがグループは合計5回、配合を試したが、結局、当たらなかった。
正解を言い当てたグループはなかったのだが、まずは全ての豆を均等に配合し、
そこから変えていくのが基本、と後でレクチャーされ、なるほどと実感した次第。
ブレンドの種類を増やせば増やすほど、対応が大変になってくるので、
最初は2種類程度ではじめた方が良さそうだ。
このセミナーで、堀口珈琲研究所のセミナーは全て受講したことになる。
後は、バッハコーヒーの焙煎実践講習とSCAJ(日本スペシャルティーコーヒー協会)主催のコーヒーマイスター資格を取得するだけで、今後は物件取得に大きく注力していきたいと考えている。
後は、バッハコーヒーの焙煎実践講習とSCAJ(日本スペシャルティーコーヒー協会)主催のコーヒーマイスター資格を取得するだけで、今後は物件取得に大きく注力していきたいと考えている。
紅茶講座(2) ― 2011/01/27 12:33
日本紅茶協会主催
ティーアドバイザー養成研修
ティーアドバイザー養成研修
10:00-16:00 (昼食休憩1時間)
全3回の第2回目は次の二単元
1.産地別茶産業とティスティング(講義と実習)
2.マーケティングと販売技術に関する基礎知識(講義のみ)
まずは午前の部、
主な生産地の紅茶をティスティングし、その特徴と評価に用いる用語を知る。
実際にテイスティングしたのは次の10種類。
1.インド産 ダージリンファーストフラッシュ
3月末~4月に摘む1番摘み。茶葉浅緑色でチップ(茶葉先端にある芯芽)が多い。
水色は淡い黄味がかったオレンジ色。さわやかな若々しい香り、緑茶に似ている。
3月末~4月に摘む1番摘み。茶葉浅緑色でチップ(茶葉先端にある芯芽)が多い。
水色は淡い黄味がかったオレンジ色。さわやかな若々しい香り、緑茶に似ている。
2.インド産 ダージリンセカンドフラッシュ
5月~6月。シルバーチップを多く含む。水色は明るくやや濃いめのオレンジ。
「紅茶のシャンパン」と称され、ふくよかで優雅な味わいが特徴。
良質のものは「マスカテル・フレーバー」に富んでいる。
5月~6月。シルバーチップを多く含む。水色は明るくやや濃いめのオレンジ。
「紅茶のシャンパン」と称され、ふくよかで優雅な味わいが特徴。
良質のものは「マスカテル・フレーバー」に富んでいる。
3.インド産 アッサムセカンドフラッシュ
6月~7月。ゴールデンチップを多く含む茶葉。
濃い赤褐色の水色。芳醇で甘くコクがあり、「モルティー・フレーバー」と呼ばれる。
6月~7月。ゴールデンチップを多く含む茶葉。
濃い赤褐色の水色。芳醇で甘くコクがあり、「モルティー・フレーバー」と呼ばれる。
4.インド産 ニルギリ
明るい鮮紅色、くせのないフルーティーな香味。
明るい鮮紅色、くせのないフルーティーな香味。
5.スリランカ産 セイロン・ウバ
標高400フィート(1,200メートル)の高原で生産。茶褐色の外観、
明るく赤味の濃い水色。7月~8月がクオリティーシーズン、サリチル酸メチル含有量が
高く、「パンジェント」と呼ぶ爽快な渋みが特徴。
標高400フィート(1,200メートル)の高原で生産。茶褐色の外観、
明るく赤味の濃い水色。7月~8月がクオリティーシーズン、サリチル酸メチル含有量が
高く、「パンジェント」と呼ぶ爽快な渋みが特徴。
6.スリランカ産 セイロン・ヌワラエリヤ
標高2000メートルの最高地産。ゴールドイエローといわれる透明感のある水色。
花のような甘い香り、緑茶のようなさわやかな渋み。
標高2000メートルの最高地産。ゴールドイエローといわれる透明感のある水色。
花のような甘い香り、緑茶のようなさわやかな渋み。
7.スリランカ産 セイロン・ディンブラ
スリランカ高地産(ハイグロウン)の中で生産量最多。濃いオレンジ色の水色。
くせがなく、バランスが良い。1月~2月がクオリティーシーズン。
スリランカ高地産(ハイグロウン)の中で生産量最多。濃いオレンジ色の水色。
くせがなく、バランスが良い。1月~2月がクオリティーシーズン。
8.中国産 キーマン
真っ黒の外観。ややスモーキーで蘭のような香り。
世界三大銘茶(ダージリン、ウバ)の一つ。
真っ黒の外観。ややスモーキーで蘭のような香り。
世界三大銘茶(ダージリン、ウバ)の一つ。
9.インドネシア産 ジャワ
爽快な刺激性やコクもなく、ゴクゴク飲めるようなライト・タイプ。
爽快な刺激性やコクもなく、ゴクゴク飲めるようなライト・タイプ。
10.ケニア産 ケニア(CTCタイプ)
明るい濃いゴールデンレッドの水色。刺激が少なく、甘味、コクもありバランスの
とれた香味。
明るい濃いゴールデンレッドの水色。刺激が少なく、甘味、コクもありバランスの
とれた香味。
次に2のマーケティングについては既知の「SWOT分析」、「4つのP」等、基本事項が
解説されたが、お手本となる興味深い起業の実例が紹介されたので書き留めておく。
●顧客満足
リッツ・カールトン・ホテル
NOといわないサービス。社員研修。
リッツ・カールトン・ホテル
NOといわないサービス。社員研修。
●ビジネスモデル(システム)
アスクル。明日来る流通システム。小売店との共存。
アスクル。明日来る流通システム。小売店との共存。
●ブランド
コカコーラ
コカコーラ
●営業のマネジメント
タカラ・ベルモント
理・美容関連設備機器を軸に、デンタル・メディカル関連設備機器、化粧品などを
手がける企業だが、営業のプロセスを分解し、チームで営業するマネジメントシステム
を導入し、成功をおさめているのだという。
上記の超大企業と並列で紹介されるとは、やるなあ、タカラ・ベルモント。
タカラ・ベルモント
理・美容関連設備機器を軸に、デンタル・メディカル関連設備機器、化粧品などを
手がける企業だが、営業のプロセスを分解し、チームで営業するマネジメントシステム
を導入し、成功をおさめているのだという。
上記の超大企業と並列で紹介されるとは、やるなあ、タカラ・ベルモント。
さて、午前の実習後にはミニテストも実施されたが、なかなか難しかった。
第4回目の試験に備え、きちんと覚えておく必要があると実感するが、
もの忘れが激しい老体の身には厳しい試練である。
第4回目の試験に備え、きちんと覚えておく必要があると実感するが、
もの忘れが激しい老体の身には厳しい試練である。
マーケティング・販売戦略セミナー(2) ― 2011/01/28 11:09
創業者のためのマーケティング・販売戦略を考える全4回のセミナー。
その第2回目。
「創業者に必要な広告・PR戦略」
「創業者に必要な広告・PR戦略」
パワーポイントのテキストは50ページもあったが、
ポイントのみまとめておく。
ポイントのみまとめておく。
・最低限の告知物は必要。そのための予算をしっかりと組んでおくこと。
ホームページ、名刺(ショップカード)、パンフレット、メニュー
また、これらは制作に思ったより時間がかかるので、オープン日に合わせ、
スケジューリングすること。
こうした告知物関係だけでなく、コーヒー豆の包装バッグ、手提げビニール袋等、
制作物は多々あり、きちんとまとめ、見積を取り、予算化しておく必要がある。
ホームページ、名刺(ショップカード)、パンフレット、メニュー
また、これらは制作に思ったより時間がかかるので、オープン日に合わせ、
スケジューリングすること。
こうした告知物関係だけでなく、コーヒー豆の包装バッグ、手提げビニール袋等、
制作物は多々あり、きちんとまとめ、見積を取り、予算化しておく必要がある。
・ポスティングはあまり効果がない。
→ターゲットを絞った売り込みをすべき。
→ターゲットを絞った売り込みをすべき。
・商店街の組合に加盟する
→商店街MAPへの掲載、広報誌での紹介記事等
→商店街MAPへの掲載、広報誌での紹介記事等
フィールドワーク(25) ― 2011/01/31 11:07
このわずか6日間の催事にかける伊勢丹の力の入れようは物凄いとしかいいようがない。
無論、強気の売上予想と創業125周年というお祭り的要素もあるからであろうが、
例えば、128ページフルカラーのオフィシャルムック本を980円で刊行し販売しているが、
無料で配布しているガイドブックも128ページでフルカラーという豪華版なのである。
無論、強気の売上予想と創業125周年というお祭り的要素もあるからであろうが、
例えば、128ページフルカラーのオフィシャルムック本を980円で刊行し販売しているが、
無料で配布しているガイドブックも128ページでフルカラーという豪華版なのである。
会場は、午前中から熱気に溢れており、29日(土)の時点で、
「好評につき商品終了」というブースが多くあった。
「好評につき商品終了」というブースが多くあった。
著名なショコラティエが売り場に立ち、購買者にサインをしたり、
一緒に写真を撮ってあげたりするのが人気の所以であろう。
一緒に写真を撮ってあげたりするのが人気の所以であろう。
我が家ではパティシエ界のユースケ・サンタマリアと呼んでいるアオキサダハル氏も
売り場で気さくに応対をしていた。
売り場で気さくに応対をしていた。
さて、会場視察の目的は、チョコレートの食べ比べではない。
一流のショコラブランドのショップカードやディスプレイ、ラッピングなどを学ぶためである。
特に自分の店づくりにおいてキービジュアルとなるカラーリングやデザインの
インスピレーションを得るには、有名どころが一堂に会するこのイベントは、
またとない機会なのである。
一流のショコラブランドのショップカードやディスプレイ、ラッピングなどを学ぶためである。
特に自分の店づくりにおいてキービジュアルとなるカラーリングやデザインの
インスピレーションを得るには、有名どころが一堂に会するこのイベントは、
またとない機会なのである。
今のところ、候補となっている色づかいは、深めのオレンジと、黒もしくはダークブラウンである。
チョコレートブランドでは、この組み合わせを採用しているところが多々ある。
例えば、Henri Le Roux(アンリ・ルルー)
オレンジ、ブラウン、ホワイト3色の使い方のバランスが良く、幾何学的なロゴとの組み合わせが高級感を生みだしている。
そのアンリ・ルルーのイート・イン限定のCBSパフェ。525円。
CBSとはCaramel au Beurre Salé
(キャラメル・ブール・サレ=塩入りバターキャラメル)のことで、
冷たい塩キャラメルのアイスクリームに、やわらかなキャラメルソースをかけたパフェは
見た目ほど甘くなく、コース料理の締めのデザートとしても味わえるような一品。
ボリビアのEL CEIBO(エルセイボ)
原料のカカオの栽培からチョコレートの製造まで一貫して手がけるメーカー。
「ヘリテージカカオ75%」80g 1470円。
ボリビアの原生林で育った野生のカカオ豆を使用。
ワイルドな苦みは予想に反して全くなく、自然の恵みがもたらす、
複雑な甘味は、これまでに食べたことのないチョコレートの味である。
パッケージは白を基調としているが、オレンジ、ブラウンを上手に配色している。
その他、カード、会場のディスプレイなどを後学のために載せておく。
最近のコメント