コーヒー講座9A ― 2010/07/27 11:39
全体を通じて、「失敗しない」「長く続けていく」ための知識を習得するというのがこの講座のメインテーマだ。
第1回は、コーヒーのマーケットについて、歴史から最先端の動向までを学ぶ。
堀口氏の講義は、レジメに沿って解説していくというものではない。
割合、思いつきで進行するようで、本人もいつも同じだと自分でつまらなくなるので、毎回違うことを話すと言っていた。
そのことの是非はともかく、こちらは全3回で13,860円の講義料を支払っているので、少しでも元を取るべく、断片的に語られる言葉から成功者の法則を見出そうと、努力をするのである。
割合、思いつきで進行するようで、本人もいつも同じだと自分でつまらなくなるので、毎回違うことを話すと言っていた。
そのことの是非はともかく、こちらは全3回で13,860円の講義料を支払っているので、少しでも元を取るべく、断片的に語られる言葉から成功者の法則を見出そうと、努力をするのである。
例えば、
「絶えず、新鮮なメニューを提供するために、メニューのストックはできるだけ用意しておく。開店してからでは遅い。そのための調理スキルは日頃から磨いておく。」
「客が注文するのは自分では作れないもの、作るのが面倒なもの。誰でも簡単につくれるものを提供してはいけない。」
「接客が一番大事である。どんなにコーヒーがおいしくとも、どんなにサンドイッチやケーキがおいしくとも接客がだめなら店は続かない。
接客=サービスの勉強をするために、自分は一流ホテルに通ってそれを学び取った。それほど接客は重要なのである。」
堀口氏というと、スペシャルティコーヒーの流通に尽力した人で、バイヤーとしての印象が強いが、この言葉等は小さなお店のオーナーとして発せられているもので、私には少し意外感があったが、この講座の趣旨には合致しているし、私のような本当に小さな店を開こうとするものにはありがたい言葉なのである。
「絶えず、新鮮なメニューを提供するために、メニューのストックはできるだけ用意しておく。開店してからでは遅い。そのための調理スキルは日頃から磨いておく。」
「客が注文するのは自分では作れないもの、作るのが面倒なもの。誰でも簡単につくれるものを提供してはいけない。」
「接客が一番大事である。どんなにコーヒーがおいしくとも、どんなにサンドイッチやケーキがおいしくとも接客がだめなら店は続かない。
接客=サービスの勉強をするために、自分は一流ホテルに通ってそれを学び取った。それほど接客は重要なのである。」
堀口氏というと、スペシャルティコーヒーの流通に尽力した人で、バイヤーとしての印象が強いが、この言葉等は小さなお店のオーナーとして発せられているもので、私には少し意外感があったが、この講座の趣旨には合致しているし、私のような本当に小さな店を開こうとするものにはありがたい言葉なのである。
そのほか、多数の“格言”がこの日、披露されたが、これらを体系的に整理して本にすれば、成功者の語る開業マニュアル本としてヒット間違いなし、と思うのは私だけであろうか。
尚、2時間の講義で1回当たり4,620円というこの講座。その中にはいわゆる有名税を含むというのが、朝日カルチャーの考えなのであろう。
フィールドワーク(12)&ロケハン ― 2010/07/28 10:31
代官山 イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ。
トゥランシュ・シャンプノワーズ 714円。
トゥランシュ・シャンプノワーズ 714円。
高校の友人の紹介で訪問。一日教室に参加した友人が、
メレンゲを作るのに卵白を3-4日寝かせることに驚いたという店。
さて、話は多少長くなるが、私は開業関連のどのスクールに通うかずっと迷っていたが、最近ようやく方針がまとまってきた。
それは、東京商工会議所のセミナーで経営や資金調達について学び、
コーヒーやスイーツについては別に専門のところに通うというものだ。
そして頭を悩ませていたのがスイーツであるが、一時はコルドン・ブルーを考えていた。
しかし、私には敷居が高く、値段も高額で、いまひとつ気が乗らなかった。
しかし、私には敷居が高く、値段も高額で、いまひとつ気が乗らなかった。
当初は、カフェ開業というときの東京での三本柱、
そこで出会ったのが、このイル・プルー・シュル・ラ・セーヌである。
ここには入門編として全20回で24万、また半分の10回コースもあり、
基本的な知識とスキルを身につけるのに十分であり、費用もリーズナブルなのである。
しかしながら、スクールに通うとすれば、その店のケーキが本当に自分に合っていて、
おいしいと感じるかどうかは重要な観点であり、それを確かめるためにこの店を訪れたのである。
冒頭の名前が覚えられない「トゥランシュ・シャンプノワーズ」は、ひとことでいえば、上品な大人の味といったところであろうか。複雑な味わいがあり、私にはうまく表現できない。
帰って妻が何気なく開いた『東京五つ星SWEETS』という本にこの店が掲載されていた。そこには次のような記述があった。
“シャンパンのムースと軽い味わいのバタークリーム、ジェノワーズ、
ダクワーズを基本に、チョコレートのガナッシュがかかるなど、
様々な素材から作られた菓子。
シャンパンとマール酒の香りがふわっと広がる。”
このイル・プルー・シュル・ラ・セーヌの教室では、
店で販売しているものと全く同じものを作るコースもあり、
そちらは40回で999,600円の授業料がかかるのである。
ともあれ、このスクールの入門コースに10月から通うことを決めた。
科学的でロジカルな作り方を提唱するこの店のオーナーシェフ・弓田亨氏が店名を決めた時のエピソードも気に入っている。
"IL PLEUT SUR LA SEINE——フランス語で、「セーヌに雨は降る」という意味です。
初めてのフランスでの研修。小雨にけむるセーヌの河岸は、ちょうど2歳になり片言を話し始めたばかりの、日本に残してきた子供を偲ぶための、これ以上とない情景でした。子供心にも全てを理解し、母の腕の中で「行くな」とバタバタあばれる様は、私の忘れえぬ、生きていく限りの心の傷であり、私のお菓子作りの人生を大きく規定するものでした。
店を開くにあたり、あの時の思いを織り交ぜた名前を付けたいと考えました。精神性溢れるお菓子作りをめざし続けるための、自戒を込めた名前の選択でした。
「セーヌに雨は降る」
私のお菓子作りへの思いと生き様は、全てこの名前の下にありました。"
科学的でロジカルな作り方を提唱するこの店のオーナーシェフ・弓田亨氏が店名を決めた時のエピソードも気に入っている。
"IL PLEUT SUR LA SEINE——フランス語で、「セーヌに雨は降る」という意味です。
初めてのフランスでの研修。小雨にけむるセーヌの河岸は、ちょうど2歳になり片言を話し始めたばかりの、日本に残してきた子供を偲ぶための、これ以上とない情景でした。子供心にも全てを理解し、母の腕の中で「行くな」とバタバタあばれる様は、私の忘れえぬ、生きていく限りの心の傷であり、私のお菓子作りの人生を大きく規定するものでした。
店を開くにあたり、あの時の思いを織り交ぜた名前を付けたいと考えました。精神性溢れるお菓子作りをめざし続けるための、自戒を込めた名前の選択でした。
「セーヌに雨は降る」
私のお菓子作りへの思いと生き様は、全てこの名前の下にありました。"
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