フィールドワーク(35) ― 2011/08/02 12:13
6月にオープンしたブーランジェリー、下北沢「kaiso(カイソ)」へ。
2席設けられたコーナーで、イートイン。
酵素ハムとブリ―チーズのサンドイッチ。800円。
酵素ハムは、脂身が多く、やわらかくジューシーなハムだそうだ。ブリ―チーズはフランス産で、カマンベールチーズの原型といわれるもの。
パンは、ライ麦が20%入ったカンパーニュ。
ハード系の王道であろう、噛みごたえが一二分ある故、豊かな麦の恵みを味わえる。
塩分控えめの酵素ハムとミルキーなチーズがよくマッチして美味。
ハード系の王道であろう、噛みごたえが一二分ある故、豊かな麦の恵みを味わえる。
塩分控えめの酵素ハムとミルキーなチーズがよくマッチして美味。
こちらは、挽き肉のベトナム風サンド、800円。
これには久々に衝撃を受けた。
甘辛くやや濃いめに味付けされた粗挽きの肉。
単独では若干酸味が勝るドレッシングで和えたニンジン。
ハードなカンパーニュを頬張ると、あふれ出る肉汁が
最上のソースなのだと言わんばかりに語りかけてくる。
単独では若干酸味が勝るドレッシングで和えたニンジン。
ハードなカンパーニュを頬張ると、あふれ出る肉汁が
最上のソースなのだと言わんばかりに語りかけてくる。
香菜(パクチー)にも様々な品種があるのだろうか、
ここで使われているものは、香りがあまり強くなく、
主役の挽き肉とニンジンを上手に引き立てている。
自家製レモネード、400円。ほかにビール等も置いてある。
スコーンやクッキーの評判も良いようで、次回はテイクアウトで購入してみたい。
さて、次にデザートの調査であるが、この時期はかき氷が主役となるのだが、
週末は頭を悩ませる。
未だ訪れていない都立大「ちもと」か、
最近、朝日新聞にも掲載され、かき氷界の一躍寵児となった谷中「ひみつ堂」か。
豆豆氷(どどーびん)1,000円
愛玉子(オーギョーチィ)ゼリーのかき氷 780円
当初のお目当ては、この豆豆氷ともうひとつは、
マンゴーを丸々一つ使うというマンゴーかき氷であったが、
マンゴーの方は1,800円の価格に少々ひいてしまい、愛玉子ゼリーを選択。
マンゴーを丸々一つ使うというマンゴーかき氷であったが、
マンゴーの方は1,800円の価格に少々ひいてしまい、愛玉子ゼリーを選択。
いろいろな種類の豆を使ったかき氷は珍しく、
それぞれ甘く煮ただけの豆なのだが、
食感、味が異なるので楽しんで味わえる。
それぞれ甘く煮ただけの豆なのだが、
食感、味が異なるので楽しんで味わえる。
愛玉子は、台湾固有の植物で、果実を乾燥させ、
ゼリー状にして食すのだそうだ。
それ自体は薄い甘味だけなので、
レモンフレーバーのシロップやココナッツミルクをかけていただく。
ゼリー状にして食すのだそうだ。
それ自体は薄い甘味だけなので、
レモンフレーバーのシロップやココナッツミルクをかけていただく。
この店のかき氷に使われた愛玉子ゼリーは、食べやすいように
大分固く加工していると思われる。ボリュームは控えめ。
大分固く加工していると思われる。ボリュームは控えめ。
一度、日本では老舗の上野桜木に店を構える「愛玉子」を訪れてみたいものだ。
これで780円は、はっきりいって銀座値段であり、
笹塚の台湾物産館あたりでは、400-500円のプライシングであろう。
笹塚の台湾物産館あたりでは、400-500円のプライシングであろう。
この店のチャーミースノーアイスは、年に1度は食べたくなる、
まさに台湾名産の逸品であり、台湾スイーツの勝負とするなら
間違いなく軍配は笹塚に上がる。
まさに台湾名産の逸品であり、台湾スイーツの勝負とするなら
間違いなく軍配は笹塚に上がる。
コーヒー講座29・コーヒーマイスター認定試験 ― 2011/08/05 10:22
きちんと勉強をしていれば、7-8割は解ける問題であり、
設問のレベルとしては、ティーアドバイザー認定試験の方が難しかったという実感。
設問のレベルとしては、ティーアドバイザー認定試験の方が難しかったという実感。
対策としてテキストに付属している約200の問題を全て覚えて臨んだが、
それでも約20問程度の不正解があり、全く勉強をしていないと
6割の正解率は達成できないであろう。
それでも約20問程度の不正解があり、全く勉強をしていないと
6割の正解率は達成できないであろう。
試験問題は100問、形式は語句を書かせる記述式がほとんどで、
選択穴埋めが10問、○×式が10数問といったところ。
選択穴埋めが10問、○×式が10数問といったところ。
振り返ってみると、いかにカタカナ用語の解答の多かったことか。
コーヒーは輸入ものであるので、元々英語表現が多いものだが、
昨今のスペシャルティ業界、SCAJの世界というべきか、そこではさらに、
英語で言い表すことが標準になっている。
コーヒーは輸入ものであるので、元々英語表現が多いものだが、
昨今のスペシャルティ業界、SCAJの世界というべきか、そこではさらに、
英語で言い表すことが標準になっている。
カッピングの際の粉の状態。ドライ、クラスト、ブレーク。
サステイナブルコーヒー。その概念の重要な三要素、
サステイナビリティ、クオリティ、インフォメーション。
認証団体、グッドインサイト、レインフォレストアライアンス。
水の硬度、カルシウム、マグネシウム。
サステイナブルコーヒー。その概念の重要な三要素、
サステイナビリティ、クオリティ、インフォメーション。
認証団体、グッドインサイト、レインフォレストアライアンス。
水の硬度、カルシウム、マグネシウム。
マルチニーク島。クヌッセン女史。パルプド・ナチュラル。エスピリト・サント州。
カットバック、マルチング。ショ糖、クロロゲン酸、フルフリルメルカプタン。
カットバック、マルチング。ショ糖、クロロゲン酸、フルフリルメルカプタン。
このような語句は、コーヒーの世界では重要なものなのである。
英語で知識を共有化、というのがまさにグローバル・スタンダードということであろう。
英語で知識を共有化、というのがまさにグローバル・スタンダードということであろう。
結果は9月上旬。
フィールドワーク(36) ― 2011/08/08 11:36
野菜を中心に据えた惣菜とベーカリー。店内でも食べることができる。
この日は土曜の14時過ぎ、混雑が予想されたが待つことなく、すんなりと入ることができた。席数は70以上あるそうだが、ほぼ満席なのが人気の高さを物語っている。
周りを見渡すと、ベジタブル・プレートやキッシュを注文している人が多かったが、
メニューを見て、ネーミングにつられ、エッグ・ベネディクトをオーダー。
この日は土曜の14時過ぎ、混雑が予想されたが待つことなく、すんなりと入ることができた。席数は70以上あるそうだが、ほぼ満席なのが人気の高さを物語っている。
周りを見渡すと、ベジタブル・プレートやキッシュを注文している人が多かったが、
メニューを見て、ネーミングにつられ、エッグ・ベネディクトをオーダー。
エッグ・ベネディクト 1,300円
自家製ブリオッシュの上に卵2個をポーチドエッグにして載せてある。
中にハムとベーコン、フレッシュバジルが入っている。
ナイフを入れた途端、半熟の黄身がブレイクし、まさに卵の恵みを、
まずはビジュアルで味わうことができる。
中にハムとベーコン、フレッシュバジルが入っている。
ナイフを入れた途端、半熟の黄身がブレイクし、まさに卵の恵みを、
まずはビジュアルで味わうことができる。
ソースは、オランデーズ。卵の恵みは外側からもしっかりと包み込む。
卵黄ベースのソースだが、しつこさは全くない。酸味を効かせ、
きめ細かく泡だているので、さっぱりとした仕上がりに感じるのであろう。
私のような卵好きには極上の料理といっていい。
付け合わせのいんげん、ポテトはいわゆる旨みが凝縮した、味の濃い、
野菜料理を売りにしている店で供される、裏切らない、信用できる優しい味である。
料理にはパン・ド・カンパーニュが2切れ(おかわり自由)付いている。
レスキュールの発酵バター、
これが無塩なので好みに応じてヒマラヤのピンクロックソルトを挽いて、
というのが洒落ている。
しかしながらこのパンは塩気が効いていて、かなり濃厚な味わいという印象。
バターをつけなくても充分、という店のコンセプトが理解できる。
細君はスコーンとソーダブレッド。
ブルーベリーのスコーン。500円。
ソーダブレッド 300円。
スコーンにもバターと、自家製のジャムが添えられている。
イギリスのシンプルでナチュラルな家庭的な料理というのがコンセプトだそうだが、
ジャムの味などは素朴というよりむしろ繊細で複雑な味を醸し出しているといって良い。
ジャムの味などは素朴というよりむしろ繊細で複雑な味を醸し出しているといって良い。
この店では、キャロットケーキや、キッシュ、ピッツェッタなどが人気があるそうで、
次回は今回食べなかった野菜惣菜料理も食すべく、近々に再訪を考えている。
メニューは日により、時間により変わるようだが、この日のものを載せておく。
次回は今回食べなかった野菜惣菜料理も食すべく、近々に再訪を考えている。
メニューは日により、時間により変わるようだが、この日のものを載せておく。
フィールドワーク(37) ― 2011/08/17 10:07
山下ナチュラ農園でブルーベリー収穫。
東日本大震災の復興支援チャリティーとして山下さんが企画したイベントの一環。
我が家は2本分のオーナーとなり、4月に植樹、
そのブルーベリーが結実し、収穫期を迎えたのだ。
東日本大震災の復興支援チャリティーとして山下さんが企画したイベントの一環。
我が家は2本分のオーナーとなり、4月に植樹、
そのブルーベリーが結実し、収穫期を迎えたのだ。
山下さんの農園では100本のブルーベリーを栽培しているが、
実に様々な品種があり、今回収穫するのは、ホームベルやティフブルーといった
収穫期が遅い品種のものである。
ブルーベリーの実は鮮やかなピンク色から濃紺色へと色を変える。
白く粉を吹いているのが新鮮な証しだそうだ。
摘み取り方や熟度のポイントを教えてもらい、
100本の中からこの日、収穫に適した完熟の実を摘み取らせてもらった。
100本の中からこの日、収穫に適した完熟の実を摘み取らせてもらった。
山下さんが事前に摘み取ってくれていたものを合わせると
オーナー権利として保証してくれていた1本300グラム以上のブルーベリーを
持ち帰らせて頂いた。
山下さんは別の農園で、ラズベリーやブラックベリーも育てており、
この日はブラックベリーの収穫も体験させてもらった。
オーナー権利として保証してくれていた1本300グラム以上のブルーベリーを
持ち帰らせて頂いた。
山下さんは別の農園で、ラズベリーやブラックベリーも育てており、
この日はブラックベリーの収穫も体験させてもらった。
ブラックベリーの実はとても柔らかく、熟すと地面に落ちてしまうので、
その直前のものを手摘みし、その日のうちに食すのが最良だそうだ。
その直前のものを手摘みし、その日のうちに食すのが最良だそうだ。
収穫したての生のブラックベリーを食べたのは初めてだったが、
山ぶどうや木苺のような甘酸っぱさがあり、とてもジューシーで
おいしいものであった。
ブルーベリーは、品種により味が違うのが大変、勉強になった。
ティフブルーという品種は大粒で酸味より甘味を強く感じ、
生で頂く場合はより美味しいと思えた。
今回、他の品種も含めとてもたくさんの量になったので、ジャムやタルトも
作ってみたが、その検証はまた稿を改めて行うこととしたい。
フィールドワーク(38) ― 2011/08/18 11:11
オープンして数年が経つが、なぜか訪問していなかった。
お盆のさなか、ランチタイムを少し過ぎていたこともあり、
並ぶことなく入店。
お盆のさなか、ランチタイムを少し過ぎていたこともあり、
並ぶことなく入店。
数種のランチメニューはどれを頼んでも外れはなさそうだったが、
季節限定の惹句にひかれ、豚バラロールとラタトゥイユセット1,500円を注文。
細君はスープセット、1,000円。
飲み物は別で、アイスティー500円、エスプレッソ400円。
セットにはおかわり自由のパンの盛り合わせがついている。
こだわりの素材や製法を謳っているだけに、シンプルなパンが相当な美味であった。
この店自慢のアイテムの一つ、「十勝」が特に良かった。
まずはカリカリの皮の、次にもちもちの食感、
噛むほどにじわーっと甘みが広がる、至高の旨さである。
パンの味わいをさらに増し広げているのが、6種類のディップの存在だ。
これがこの店の人気に拍車をかけていると思われる。
どれも旨みが凝縮しており、パンだけでなくパンとのマリアージュにも
こだわりと熱意と工夫がかなり感じられる。
季節のコンフィチュールは桃とルバーブ。
特にカナダ産のメープルシロップは秀逸であった。
スプーン一杯でバゲット1個はぺろりといける、
パン友選手権があれば表彰台は確実であろう。
エスプレッソも本格的で、一杯一杯豆を挽き、
プロフェッショナルユースのチンバリーできちんと抽出するのだが、
バリスタ役の教育はもうひとつ。
粉をホルダーにつめた後、力をかけて平らにするタンピング作業が
きちんとできていなかった。
コーヒーの抽出スキルだけでなく、豆のレベルももう少しあげてもらった方が、
店のイメージを傷つけないであろう。
この店では、ディナータイムにはビール(エビス)やワインも提供するようで、
次回は赤ワインと共に頂くとともに、テイクアウトも必ずや試みたいと思っている。
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