配管・床工事(2)2011/11/30 11:29




置き床工事


置き床作業がほぼ終了。
この上にベニヤ板を敷き、さらにぞの上にフローリングを張って床ができあがる。

配線工事


水道の配管、電気の配線もおおむね終了。


週末は、店で使えそうなLED照明を探しにODELICのショールームを訪問。

パナソニックや三菱のものよりやや安価であるのがメリットだが、
LED対応の照明器具はまだまだ数が少ない。

展示されている中から選ぼうとすると自ずと候補は絞られてくる。
ソファー席の上にアクセントとしてペンダント形の
ものを置くことを考えている。


ペンダントライト


次にガスの配管工事がはじまる。


店名とビジュアル・アイデンティティー2011/11/30 21:00

ようやく店の名前が決まった。

物件を探している間、地名を入れた名前にしようと何となく考えており、
ずっと井の頭線沿線をイメージして、西永福カフェとか浜田山珈琲といった
名前になるのだろうと想像していた。

阿佐ヶ谷で物件がみつかったとき、
すぐに思いついたのが、阿佐ヶ谷カフェ、阿佐ヶ谷珈琲であったが、
既に存在している店があることがわかり、地名を入れるのはやめにした。

ならば、店のコンセプトを名前にしたいと思った。

コンセプト・ワードは、“多様性”である。

コーヒーには様々な抽出方法があり、
同じ豆のコーヒーでも抽出によって味わいは変わってくる。

ペーパードリップ、サイフォン、ネルドリップ、プレス、エスプレッソ、
エアロプレス、イブリック等々ー。

コーヒーの抽出の多様性をお客様に楽しんでいただき、
コーヒーの多様性、ひいてはコーヒー文化の多様性を探っていこうという試みである。

そこで、多様性をカフェというフランス語と結びつけ、

café de variété
カフェ・ド・ヴァリエテ
とした。

結果的にこうしたが、ここに至るまでに悩みに悩んだ。

フランス語に詳しい友人に聞くと、
café des variétés
と、複数にした方が良く、その場合の読みは
カフェ・デ・ヴァリエテ になるのだという。

また、いま、お世話になっている珈琲サイフォン株式会社のスタッフで
フランス留学の経験のある、A女史に意見を求めると、
懇意にしているネイティヴの先生に聞いてあげよう、ということになり、
先生から提案されたのが、

café-deversité

カフェ・ディヴェルシテ
である。

このハイフンがイコールの意味を持つのだそうで、
カフェ=(イコール)多様性、
カフェ、すなわち、それは多様性
という意味になるのだそうである。

この案とヴァリエテでしばらく悩み、たくさんの人に意見を聞いたのだが、
ヴァリエテに決定したのは、デザイナーのラフデザインを見たときだった。

キービジュアルとなるロゴをはじめ、ショップカードやホームページデザインは、
吉村さんの紹介で屋良事務所にお願いすることにしていたのだが、

屋良さんが最初に提案してくれたデザインによって、
それまで非常に抽象的だった店名に対する私の中のもやもやは、
スッキリとした絵柄となって浮かび上がり具現化したのである。

コーヒーの葉っぱとチェリーを入れ、私の好きな動物の配色をグラデーションにして、
といったjust ideaが、屋良さんの手にかかると魔法のようにひとつにまとまってしまい、
とても感動している。

いま、最終形に向けて色の彩度等を検討中であるが、概ね、こんな感じで
進めたいと思っている。

店名デザイン